BBプラザ美術館コレクション展 青とモノクローム ―フランスと日本の色を読む
世界最古の絵画は6万年以上前に描かれた洞窟壁画といわれていますが、人類が色を使って表現したその瞬間から、現在にまで至る長い探究が始まりました。かつて、近代フランスの前衛美術グループであるナビ派の作家モーリス・ドニが「絵画とは、ある一定の秩序のもとに集められた色彩によって覆われた平面である」と言葉を残したように、絵画は作家が創出した色の世界です。オーギュスト・ルノワールら印象派は、色の三原色を基調とした筆触分割により革命を興し、色彩によって対象の真実を描き出そうとするフォーヴィストら多様な表現を生み出す起点となりました。
本展覧会では視覚芸術において大きな意味をもつ“色”に改めて注目し、三原色のひとつでもある青色に焦点を当て、その色にひそむ作家の狙いや記憶を探ります。
当館コレクションよりフランス・日本の近代から現代までの青に関係の深い作品と、モノクローム(白黒)の作品を併せて紹介します。
青の章では、荒天の風景を好んで描いたモーリス・ド・ヴラマンクや、澄明な空や海の表現から “巴水ブルー”と呼ばれ多くの人を魅了した川瀬巴水らを、モノクロームの章では、藤田嗣治のしなやかな線描の銅版画や、津高和一の詩的な響きを感じる油彩画、濱田庄司の白釉の陶作品などを展観します。作家たちの色と、そのあわいに込められた鼓動を感じてください。
会期 | 2025/04/29(火) ~ 2025/07/21(月) |
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開場時間・休館日 | ■開館時間 10:00 ― 17:00(入館は16:30まで) ※ 7月4日(金)は「ナイトミュージアム」として19:30まで開館 ■休館日 月曜日 (祝休日の場合は翌平日) ※5月5日(月・祝)、5月6日(火・休)、7月21日(月・祝)開館 5月7日(水)休館 |
入館料 | 一般500円(400円) / 大学生以下無料 65歳以上の方、障がいのある方とその付添いの方1名は半額 ※( )内は20名以上の団体料金 ※ 7月8日(火)入館無料 (開館記念日7月7日が休館日のため翌日) ◆特別企画 |
開催者 | 主催 BBプラザ美術館・株式会社シマブンコーポレーション 後援 神戸市・神戸市教育委員会・朝日新聞神戸総局・京都新聞・神戸新聞社 |
関連プログラム・ イベント |
◆講演会 「絵画における青とモノクローム」 「講師に泉谷氏を迎え、自身の作品に触れながら、 青色をキーワードに絵画や絵本について幅広くお話いただきます。」 日時:5月31日(土) 13:30-15:00 (開場13:00) 講師:泉谷 淑夫 氏 (画家/大阪芸術大学 客員教授/岡山大学 名誉教授) 会場:BBプラザ(シマブンビル) 13階 会議室 参加料:600円 (展覧会当日観覧券付き) 定員:60名 (先着順/事前予約制) https://x.gd/kN2iV ![]() *Googleフォーム、もしくはお電話 078-802-9286 にてお申込みください *詳細はHPにてご確認ください *席に余裕がある場合に限り、当日参加も可能です _________________________________ ◆イベント「ナイトミュージアム & 顧問トーク: Art Common Sence 」 “7月4日(金)は「ナイトミュージアム」として、開館時間を19:30(最終入館19:00)まで延長します。” 併せて、展示室内で当館名誉顧問と現顧問の2人が、当館のこれまでとこれからの展覧会やコレクションについてざっくばらんに語る、「顧問トーク」を開催します。 日時:7月4日(金) 18:00-19:15 講師:坂上 義太郎 (当館 名誉顧問) 中塚 宏行 (当館 顧問) 会場:展示室 参加料:無料 (要展覧会観覧券) 定員:20名程度 (予約不要) _________________________________ ▶「ギャラリートーク」 "担当学芸員による、出品作品の解説を行います。” 日時:5月13日(火)、6月18日(水)、7月17日(木) 各日15:00-15:30 会場:展示室 参加料:無料 (要展覧会観覧券) 定員:各15名程度 (予約不要) |
その他 | ◆BBミュージアムマルシェ 作家とクリエイターの作品や雑貨・本の販売、飲食ブース、子ども向けゲームなど、誰でも楽しめる1日限定のマルシェです。 また同日は「ひょうごプレミアム芸術デー」として、当館オリジナルグッズの絵はがきを美術館入館者全員にプレゼント! 日時:7月12日(土) 11:00-16:00 会場:BBプラザ 2階 会期中のイベントについては詳細が決まり次第、HPやSNSにてお知らせします。 |