~『震災から15年、神戸を想う』展 開催のお知らせ~(前期)
このたび、BBプラザ美術館では、2010年1月17日で先の阪神・淡路大震災から15年を迎えるにあたり、神戸の震災以前、震災以後を想う展覧会を開催いたします。
本展の前・後期では、震災前に須田剋太が描いた『街道をゆく』シリーズ挿絵原画(大阪府20世紀コレクション)から兵庫地域を紹介し、神戸周辺 の歴史と風土に想いを馳せて頂き、中期では、吉見敏治の<鎮魂の画譜>から、あの忌わしい阪神・淡路大震災の被災状況と、震災後に多くの人々 が全身全霊で歩んできた復興への道程をご覧頂きます。
『街道をゆく』シリーズ挿絵原画は、奇才の画家・須田剋太が、1971年より「週刊朝日」に連載された『街道をゆく』(司馬遼太郎著)の歴史紀 行の挿絵として描いたものです。国内外の風土を独自の画風で見事に描写した挿絵原画から、今回は神戸とその周辺の光景画をご紹介いたします。
そして、震災から3年目にあたる1998年、『こうべ壊滅~阪神大震災 鎮魂の画譜~』を刊行した神戸の画家・吉見敏治は、「描かなあかん。風 化させたらあかんのや」と自らを奮い立たせ、瓦礫と化した神戸の街を画板と絵筆を携えて歩きました。震災で無念にも失われた多くの魂に突き動かされるよう に描いた画譜には、吉見の神戸への鎮魂の思いが込められています。
本展は、私たちが如何に自然と対峙し共生していかなければならないかを考え、また先の震災体験を風化させず、震災を知らない世代へ引き継いでいく機会としたいと考えております。
会期 | 2009/12/01(火) ~ 2010/01/11(月) |
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入館料 | 前期・後期: 一般300円/高・大学生200円/小・中学生100円 (65歳以上の方・障がいのある方とその付添いの方1名は半額) 中期: 高校生以上100円 中学生以下無料 |
その他 | 『震災から15年、神戸を想う』展は前期・中期・後期日程に分けて開催します。 前期:2009年12月 1日(火)~ 2010年 1月11日(月) 中期:2010年 1月13日(水) ~ 2010年 2月14日(日) 後期:2010年 2月16日(火) ~ 2010年 3月22日(月) |