展示案内

ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』: ディスカバー アメリカ アゲイン

-「ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』: ディスカバー アメリカ アゲイン」開催延期のお知らせ-

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、2020年4月25日より開幕を予定しておりました「ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』:ディスカバー アメリカ アゲイン」展は2021年の夏まで開催を延期させていただきます。

新たな展覧会期については、準備が整い次第改めて当館ウェブサイトにてお知らせいたします。

 

このたび、BBプラザ美術館では、神戸市外国語大学英米学科のマシュー・セアドー教授を監修に迎え、「Discover America Again: Kerouac Types On the Road ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』: ディスカバー アメリカ アゲイン」を開催します。ビート・ジェネレーション作家の先駆者として、第二次世界大戦後のアメリカ文化及びカウンターカルチャーに大きな影響を与えた小説家・詩人ジャック・ケルアック(1922-1969) を紹介する本展覧会では、アメリカの代表的な小説On the Roadの全長約36メートルの原稿を展示します。
ケルアックは、アメリカ・マサチューセッツ州のローウェルという小さな町でフランス系カナダ人の移民の家庭に生まれ、6歳の時初めて英語を学び始めました。中学・高校は地元のローウェルに通い、アメリカンフットボールの奨学金を得てニューヨークにあるコロンビア大学に学びましたが、約2年後に中退。その後海軍に入隊しますが、まもなく除隊、1947年からは小説 On the Road の基となるアメリカ大陸横断の旅をヒッチハイクで始めました。1957年に同小説が出版されると、多くの若者の愛読者と熱狂的な信奉者を生み、一躍文壇に名を馳せることとなりました。
本展覧会では、ケルアックが縦長の用紙に20日間タイプライターで打ち続けて書き上げた On the Road の原稿を公開します。彼は後に、それらの用紙をテープで貼り合わせ、巻物状にしたことから、原稿は「スクロール」と呼ばれるようになりました。この「スクロール」は、アメリカンフットボールチームのオーナーである個人コレクターが、2001年のオークションにて約250万ドルで落札したことでも話題となりました。その後、アメリカの主要都市で展示され、ヨーロッパでは、パリやロンドン、バーミンガムで展覧会やイベントが開催されました。この貴重な「スクロール」を、アジアでは初めて神戸で展示します。年代物のロードマップも併せて展示し、風景を構成する町や都市、森、山、草原を知り、ケルアックが旅した広大なアメリカ大陸を想像していただければ幸いです。
実際に、古いタイプライターに実際に触れていただくこともできます。様々な関連資料により、皆様にケルアックの独特な旅行記作家としての力強さと繊細さ、ビート・ジェネレーションが現代の人々にも訴えかける同時代性をもっていることをお伝えできればと考えています。会期中は様々なイベントも開催します。シンポジウムでは、文学、旅行、そして人生そのものの重要性について考えを共有します。

 

ジャック・ ケルアック(1922 – 1969 / 小説家・詩人)
アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。コロンビア大学在学中に、後にビート・ジェネレーションと呼ばれる作家仲間、アレン・ギンズバーグやウイリアム・バロウズらに出会う。主な著書に『地下街の人びと(1958)』『禅ヒッピー(1958)』『荒涼天使たち (1965)』、そして短編集『孤独な旅人(1960)』などがある。ボブ・ディランやデヴィッド・ボウイ、ニール・ヤングといったミュージシャンたちの他に、ヴィム・ベンダースやジム・ジャームッシュといったロードムービーには欠かせない映画監督にも影響を与えた。
『 On the Road (オン・ザ・ロード)』(1957)
ケルアックの代表作 On the Road は、戦後のアメリカの若者たちの生活を鮮やかに映し出している。語り手サル・パラダイスは、アメリカの雄大な風景の中を旅し、路上で出会った人々やできごととの関係に想いを巡らす。どのように人生を生きるべきなのか。サルは、ホーボーのような放浪者たちに魅惑される。彼が出会う「いかれた」連中は、自由なモダンジャズに魂を震わせながら「夜のローマ花火」のように炸裂する。そしてそんな連中を彼は追い求めていくのである。

会期 2020/04/25(土) ~ 2020/05/31(日)
開場時間・休館日 開館時間 :10:00 ― 18:00(入館は17:30まで)

※4月25日[土]は13:00 より開館

 

休館日: 月曜日 ※ 但し5/4開館、5/7休館
入館料 入館料:一般400(320)円/大学生以下無料

※ 65歳以上の方、障がいのある方とその付添いの方1名は半額

※( )内は20名以上の団体料金
開催者 主   催  公立大学法人神戸市外国語大学・BBプラザ美術館

監   修  マシュー・セアドー(神戸市外国語大学 英米学科教授

後   援    駐大阪・神戸米国総領事館、日本アメリカ文学会関西支部、神戸市、神戸市教育委員会、朝日新聞神戸総局、神戸新聞社、産経新聞社、毎日新聞神戸支局、読売新聞神戸支局、サンテレビジョン、ラジオ関西
関連プログラム・
イベント

ワークショップ「私たちはストーリー」  イベントは中止になりました。


429日(水) 14:00-16:00 会場:BBプラザ美術館

定員:20名/参加無料(*展覧会観覧券の提示要/事前予約制/先着順/日英対応

講師:デイブ・オルソン(デザイナー)

手作りワークショップ!参加者はタイプライターと紙、ハサミやのりを使ってそれぞれ物語を作り、それをシェアする様々な方法を探ります。一緒に1つの冊子を作成します。講師デイブがお見せするガリ版刷り、手綴り本などの実物を参考に工作します。

 

ギャラリートークシリーズ「ビート・ジェネレーションを知ろう!」 イベントは中止になりました。

会場:BBプラザ美術館展示室/参加無料(※展覧会観覧券の提示要)/予約不要/通訳付

講師:マシュー・セアドー(神戸市外国語大学教授)

1回:History of Typewriters  タイプライターの歴史   4. 29 Wed16:30-17:30  

2回:Kerouac Types  On the Road ケルアックとタイプライター  5. 2 Sat 14:00-15:00 

3回:Women in On the Road 『オン・ザ・ロード』の女性たち  5. 4 Mon14:00-15:00 

4回:Women and Typewriters 女性とタイプライター 5. 9 Sat14:00-15:00 

5回:On the Road and the Movies  『オン・ザ・ロード』と映画 5. 16 Sat14:00-15:00 

6回:Going on the Road  旅に出よう 5. 30 Sat14:00-15:00

 ケルアックとビート・ジェネレーションの専門家セアドー教授のギャラリートークシリーズ(6回)を開催し、1950年代の音楽や文化(ジェンダーやカウンターカルチャー)など様々な角度から解説します。第二次世界大戦後にアメリカで生まれたビート・ジェネ   レーションの思想や文学・文化価値の本質を知り、日本とのつながりにも思いを馳せる機会となります。参加者とのコミュニケーションの場を提供します。

 

映画「ジャック・ケルアック キング・オブ・ザ・ビート」ほか イベントは中止になりました。

上映日程:516日(土)~22日(金/有料

会場:元町映画館  (神戸市中央区元町通4-1-12 )

青山南氏、柴田元幸氏によるトークイベントを開催予定です。

詳しくはWEBサイトをご覧ください。 http://www.motoei.com

 

特別講演「旅するストーリー」  イベントは中止になりました。

523 日(土)

会場:神戸市外国語大学スチューデントコモンズ(神戸市西区学園東町9-1

聴講無料/事前予約制/先着順 

1部 13:00-14:00   

スクロール紙芝居「幻燈紙芝居の旅」 ※小学23年生対象(英語)定員:20

講演者:きたむらさとし(神戸市外国語大学客員教授、絵本作家、イラストレーター)

 

2部 15:00-16:30   

講演「旅と文学」 ※中高生以上対象(日本語)定員:50

講演者:柴田元幸(神戸市外国語大学客員教授、東京大学名誉教授、『MONKEY』責任編集者、翻訳家)

 

シンポジウム「ジャック・ケルアックの『オン・ザ・ロード』の旅:神戸から世界へ」 イベントは中止になりました。

524 日(日)13:00-16:20 (開場 12:30

会場:シマブンホール(BBプラザ4F)定員:200名 聴講無料(*展覧会観覧券の提示要)/事前予約制/先着順/通訳付

講演者:青山南(作家、翻訳家)柴田元幸(神戸市外国語大学客員教員、東京大学名誉教授、『MONKEY』責任編集者、翻訳家)ヒラリー・ハラデイ(ビート研究者、前マサチューセッツ大学アメリカン・スタディーズ・ケルアック・センター所長、Whats Your Road, Man?: Critical Essays on Jack Kerouacs On the Road 編集者)マシュー・セアドー(神戸市外国語大学教授、著作  Understanding Jack Kerouac, The Beats: A Literary Reference

司会:難波江仁美(神戸市外国語大学教授)

 

ジャズライブ *シンポジウム参加者対象  イベントは中止になりました。

524日(日) 第1部 14:10-14:30   第2部 15:30-15:50   第3部 16:20-16:40 

会場:シマブンホール(BBプラザ4F)/入場無料 (※展覧会観覧券の提示要)  

出演:BLISS  FIVE[唐治谷雄大 (Sax) 島野功大 (Gt) 雪下〝ユッキー″直矢 (Pf) 澤田拓海 (Ba) 金澤声 (Dr)

 

関連書籍の販売・サイン会  イベントは中止になりました。

524日(日) 関連書籍の販売:12:30-17:00  サイン会:16:20-17:00   

会場:シマブンホール前(BBプラザ4F)  出店:storage books(元町・神戸)

シンポジウムの開催に合わせて、本展覧会の関連書籍の販売(Storage Books)を行います。

当日書籍をお買い上げの方を対象に、青山南氏、柴田元幸氏によるサイン会を開催します。